
ミッドナイト
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深夜タクシーの運転手ミッドナイトが、乗客にまつわる様々なドラマに関わっていく。話数の表記は、連載時は第1部が「ACT.○」(全56話)、第2部が「SCENE.○」(全11話)となっていたが、単行本では第1部・第2部の区別なく「ACT.○」の表記に統一されている。 ストーリーは1話完結形式で、ミッドナイトに関わった人物たちのドラマを中心に展開され、ミッドナイトは狂言回しになることが多い。一方で、ミッドナイト自身にまつわる話が断続的に描かれる。こうした特徴は『ブラック・ジャック』に通じるものがある(職業は違えど、主人公が無免許であることも共通)。その主人公ブラック・ジャックも途中からセミレギュラーとして登場、出番は少ないながらもミッドナイトに深く関わっていく。このことから、本作は『ブラック・ジャック』の外伝的物語(事実上のスピンオフ作品)とも解釈できる。 元々は『ドライブラー』のタイトルで1985年初頭に連載予定だったが、1984年11月に手塚が急性肝炎で入院したため中止、その後設定を変えて執筆されたのが本作である。当初の構想では超能力を持つロボット自動車が活躍するというSF設定だったが、外国のテレビドラマに類似作品があるため、タクシードライバーの人情ものに変更された。 最終話については、結末があまりにも意外だったため単行本には収録されなかった。一方、手塚が亡くなった後の1998年に発行された秋田文庫版第4巻などにはその最終話が収録されている。 手塚にとっては最後の週刊漫画雑誌での連載作品となり、その後の作品は短編または未完の長編となっている。 2023年6月16日刊行の作品集『ミッドナイト ロストエピソード』(立東舎)では、単行本未収録11話分とブラック・ジャックの登場回3話分に加え、全67話分の扉絵原画、単行本の表紙絵、予告カット、そして『ドライブラー』の原稿などの資料が収録されている。
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